
2025年6月、鰹節の産地を訪問しました。
日本列島最南端、鹿児島県です。
鹿児島県と言えばシンボルである桜島が有名です。
今も活動を続ける活火山であり、市街地から海越しに眺める姿は圧巻です。
車から1枚。火山口から煙が立ち上っています。

今回の訪問では本枯節生産量全国一位「指宿市 山川」と鰹節生産量全国一位「枕崎市」を訪れました。
■指宿市
鹿児島県指宿市は世界唯一の「砂むし温泉」があることで知られています。
海岸で砂に埋まって温まる天然のサウナ。デトックス効果抜群で、指宿の代名詞です。
そして指宿の南端にある「山川港」は古くから「鰹の町」として栄えてきました。

指宿市では、本枯節(カビ付を行った鰹節)の生産が盛んです。
本枯節の製造には平均して半年間もの年月が掛かります。
ご訪問させていただいたパートナー企業ではちょうど、天日干しをされていました。
圧巻の光景です。

指宿市のご当地グルメ、「いぶから」を昼食にいただきました。
「指宿鰹節」を贅沢に使っており、とても美味しい。

■枕崎市
鰹の街、枕崎。
街中の加工場から、カツオを燻す香ばしい煙が立ち上がります。
枕崎市は鰹節の生産量で日本一を誇り、全国シェアの約半分を占める時期もあるほどの巨大産地です。
写真はJR指宿枕崎線の終着駅であり、本土最南端の始発・終着駅「枕崎駅」。

枕崎港を見学しました。カツオの漁船は巨大なため、港も広大。
枕崎港は日本の漁業において特に重要と認められた「特定第3種漁港」に指定されています。
これは全国に約2,800ある漁港のうち、わずか13港しか選ばれていない、国にとっても極めて重要な拠点港であることを意味します。

この日の水揚げは青物(サバやウルメ)が中心でした。

競り落とした魚の処理をそのまま見学させていただきました。
皆さんの作業が早くて丁寧。

燻しの工程を見学。
薪を燃やしてその煙で燻す作業なのですが、非常に危険な作業です。
(焙乾と呼ばれており、何度も繰り返し行います。)
この工程があることで節の保存性が高められたり、香り付けができたりととっても鰹節の製造において重要な工程の1つです。
今回は鹿児島県の産地訪問を特集しました。
日本の鰹節生産業は確実に衰退しています。
弊社では品質の確認や現状の把握を通して産地職人との協働ものづくりに励んでいます。
当たり前だと思っている環境に今一度、「感謝」をしていきたいと思いました。
産地の皆さま、ありがとうございました。

